デザイン四原則について
- 2025-10-16
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こんにちは!
株式会社スタートレのデザイナー、Kです。
4月にデザイナーとして入社して半年が経ちました。
デザイナーとしての経験と知識をもっともっと積んでいかないといけない段階ですが、今回は基本に立ち返る意味でも、「デザイン四原則」についてご紹介します。
これらは、駆け出しのデザイナーはもちろん、プレゼン資料などを作成しなければならない一般の方も、知っておいて損はない要素です。
「デザインってセンスある人しか出来ないよな…」と自分も最初は思っていたのですが、学習を進めていくうちに、それは違う事に気が付きました。
どんなプロのデザイナーも、情報を整理して、見る人に正しく伝えるためのシンプルな4つの基本ルールを守っています。
この4つを知っているだけで、たとえデザイナーでなくとも、皆さんの資料やプレゼン資料は見違えるほどわかりやすくなります。
4つの基本ルール(近接・整列・反復・コントラスト)
1. 近接:まとまりを作る
関連性の高いもの同士を、物理的に近くに配置するルールです!
- 意識すること: タイトルとテキスト、写真とサブタイトルなど、「ペア」になる情報の間隔を狭くし、他のグループとの間に余裕を持たせる。
- 効果: 情報が整理され、何と何がセットなのかが一瞬で理解できます!
当たり前のことのようで、意外と忘れられがちなことです。
特に他のグループとの間隔を意識することが大切です。
2. 整列:線を揃える
要素の端や中心線を揃えて配置するルールです!
- 意識すること: 画面上のすべての要素(テキスト、画像、ボタンなど)が、見えない一本の線に沿って配置されている状態を目指す。
- 効果: バラバラに見えず、デザイン全体に統一感と信頼感が生まれます。
情報の整理はもちろん、全体の見え方に関わるルールです。
面がそろっていないと、整理整頓されている印象を与えることはできません。
3. 反復:ルールを繰り返す
同じ種類の要素に、同じスタイル(フォント、カラー、サイズ、角の丸みなど)を繰り返し適用するルールです!
- 意識すること: 例えば、すべてのタイトルのカラーを統一する、ボタンの角の丸みを同じ数値に統一するなど、独自のルールを決めてそれを徹底する。
- 効果: デザインに一貫性が生まれ、「この色は重要」「これはボタン」という役割が、見る人に自然と伝わります。
自分の実践においても、最初にスタイルやルールを決めて、目につく場所に記載し、それを徹底して守るように心がけています。
4. コントラスト:差をつける
要素間に明確で大きな「違い」を作るルールです!
- 意識すること: 強調したい部分は思い切って太く、大きく、色を派手に変える。逆に重要でない情報は小さく、薄くする。
- 効果: 視線が重要なポイントに誘導され、退屈な印象を打ち消します。
個人的にはこれが一番意識して効果があると感じています!
これをするだけで、一気にプロのデザイナーのつくるデザインになります。
自分がデザイン学習を始めた時は、この四原則の存在を知りませんでした。
ですが、過去に作ったデザインを振り返ってみると、「なんとなく上手くいった」と感じるデザインの多くに、この原則が自然と適用されていたと感じています。
つまり、この「デザイン四原則」を意識的に取り入れるだけでも、「見やすい」「洗練された」デザインへと一歩近づくはずです。
もちろん、この四原則はデザインにおいては最低限の話です。
デザイナーとしてはこの4つはマストで、この先にある多くの様々な要素がデザインの良し悪しや個性を生み出します。
プレゼンの資料作りにお悩みの方や、これからデザイナーとしての一歩を踏み出そうとしている方は、まずはこの4つのルールを意識してみてください。
これらの4つの要素を実践する中に、デザインの奥深さが詰まっていると思います。