Webディレクターの極意は「翻訳」にあり。右手に情熱、左手に冷静を持つプロジェクト進行論

こんにちは!ディレクターのKです。

前回に引き続き、今回もディレクション業務で日々工夫していることやそのやりがいについてお話ししていきたいと思います。

前回記事はこちら

ディレクション業務では、以下のような工夫を日々行っています。

①やり取りは履歴が残るもので行う

②お客様が完成図をイメージできるか?を意識する

③中立の立場で最適なご提案

④代替案を用意する

他にも細かい工夫を挙げればキリがないのですが、今回はこの中から「③中立の立場で最適なご提案」について、詳しくご紹介します。


右手に「情熱」、左手に「冷静」を。
ディレクターが目指す“真ん中”の答え。

「もっとこうしたい」というお客様の熱い想い。 「最高のものを創りたい」というデザイナーの職人魂。

私たちは、その両方を一番近くで受け止める場所にいます。 正直、胃が痛くなるような調整が必要な場面もあります(笑)。

片方の顔だけを立てれば、もう片方から不満が出る。 そんな綱渡りのようなポジションだからこそ、大切にしていることがあります。 それは、「誰よりも多角的に見る」ということ。

「その予算でその機能は難しい」と断るのではなく、「目的がそこなら、別のこの方法なら予算内で実現し、さらに効果的です」と提案する。 そうやって、ビジネスの制約とクリエイティブの理想が握手できるポイントを探し当てた時、私たちの仕事は一番いい形に仕上がります。

お客様と作り手、両方の「想い」を守りながらゴールへ導く。 それが私たちの仕事の醍醐味です。

 

デザイナーへの指示は「翻訳」してから渡す

お客様からのご要望には、熱量や想いが詰まっています。しかし、その「熱量」をそのままデザイナーにぶつけるだけでは、良いクリエイティブは生まれません。

抽象的な言葉を具体化する
「かっこよくしたい」というご要望があれば、それは「スタイリッシュ」なのか「重厚感」なのか? 参考サイトや具体的なビジュアル言語に変換して伝えます。

「背景」をセットで伝える
「なぜその修正が必要なのか」というビジネス上のゴールや背景を必ず共有します。目的がわかれば、デザイナーは単なる作業者ではなく、パートナーとして最大限の力を発揮してくれるからです。

「No」ではなく「条件付きのYes」を提案する

制作には必ず、予算や納期、工数といった「制約」があります。 お客様のご要望がその枠を超えてしまった時、私たちは単に「できません」とは言いません。また、無理をして安請け合いし、クオリティを落とすこともしません。

「その納期であれば、機能をここまで絞れば可能です」 「すべて実装するなら、スケジュールを〇日延ばせますか?」 といった、現実的な「条件付きのYes(代替案)」を提示します。

もしご要望が使い勝手を損なうものであれば、「その機能を入れると、逆にユーザーが迷ってしまう恐れがあります」と、プロとして率直にお伝えします。

迷った時の判断軸は「エンドユーザー」

プロジェクトが進むと、お客様の「こうしたい」と、デザイナーの「こうあるべき」が衝突することがあります。 どちらの顔を立てるべきか? 板挟みになる瞬間です。

そんな時、私たちが最終的な判断軸にするのは、お客様でもデザイナーでもありません。「そのサイトを使うエンドユーザー(閲覧者)にとって、どちらが有益か?」です。
第三者の視点を常に持ち続けること。 これこそが、中間のポジションにいる私たちの最大の役割です。

 

お客様の「想い」と、制作現場の「技術」。 この二つが美しく噛み合ったとき、Webサイトは最大の成果を発揮します。
そんな悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。 私たちが“共通言語”となり、あなたのビジネスを形にします。